府中市議会 > 2021-12-09 >
令和 3年建設常任委員会(12月 9日)
令和 3年第5回予算特別委員会(12月 9日建設分科会)

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  1. 府中市議会 2021-12-09
    令和 3年第5回予算特別委員会(12月 9日建設分科会)


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    最終取得日: 2023-06-03
    令和 3年第5回予算特別委員会(12月 9日建設分科会)               令和3年第5回府中市議会定例会             予算特別委員会建設分科会会議録  令和3年12月9日午前11時39分、予算特別委員会建設分科会を第一委員会室において開会した。 1 出席委員   主 査  加藤吉秀         副主査  芝内則明   分科員  橘髙尚裕         分科員  本谷宏行   分科員  山口康治         分科員  加島広宣 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   経済観光部長   若井紳壮   観光戦略推進担当部長                             森川祐司   建設部長     河毛茂利   参事        杉島賢治   人事課長     真田祥嗣   商工労働課長    宮 康展   i-coreFUCHU推進課長            近藤和成   農林課長      田原慎吾   観光課長     浅野昌樹   監理課長      松山浩一   都市デザイン課長 日野雄蔵   土木課長      大元唯至   上水下水道課長  田原 厚   環境整備課長    能島克則
    1 事務局及び書記   事務局長     皿田利光   議事係長      小林正樹 1 本日の会議に付した事件   議案第85号 令和3年度府中市一般会計補正予算(第7号)について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時39分 開会・開議 ○主査(加藤吉秀君) ただいまから予算特別委員会建設分科会を開会いたします。  これより議事に入ります。  予算特別委員会に付託されました、議案第85号「令和3年度府中市一般会計補正予算(第7号)について」の件を議題といたします。  補足があれば提案者から説明を求めます。  河毛建設部長。 ○建設部長河毛茂利君) 議案第85号、令和3年度府中市一般会計補正予算(第7号)について説明いたします。  予算説明資料3、ハイリスク業者への感染拡大防止支援事業、8ページを配信いたしました。  なお、補足説明は特にございません。よろしくお願いします。 ○主査(加藤吉秀君) これより本分科会審査区分になっている部分に対する質疑を行います。  質疑はまず、補正予算説明資料に記載の事業について行い、次に、それ以外の部分について款または項の番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしくお願いいたします。  なお、歳入のうち本分科会審査区分となっている歳出と関係のあるものについては、歳出のところであわせて質疑を行っていただくようお願いいたします。  これより、補正予算説明資料に記載の事業について質疑に入ります。  まず、資料3、ハイリスク業種への感染拡大防止支援事業のうち、1、交通事業者への支援について、質疑のある方は、順次御発言を願います。  山口分科員。 ○分科員山口康治君) ハイリスク業種は、このコロナ禍でダメージが大きく、こういった事業に特化する支援は大変喜ばれると思います。ハイリスク業種とすれば、例えば、鍼灸師であるとか施術師、指圧をされる業種なども含まれると思いますが、今回の支援対象になっていないハイリスク業種への支援はできないのでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 宮商工労働課長。 ○商工労働課長(宮康展君) 今、御指摘をいただきました職種の方々についても、やはりハイリスクを伴うお仕事だろうなというふうには解釈をしております。  コロナ禍におきまして、事業者支援の主な切り口といいますか、考え方として、一つ目が、コロナ禍においても感染症対策を徹底しながら必要不可欠なサービスを提供する業種に対する支援という考え方と、いわゆるコロナ禍によって単純に売り上げが減少してしまったことに対する支援があるかと考えています。今、前者で述べました考え方がいわゆるハイリスク事業者への支援ではないかと考えております。  今まで、府中市といたしましては、ハイリスク業種に限定した事業ではございませんけれども、昨年度になりますけれども、感染防止対策という制度を設けまして、例えば、アクリル板であるとかパーティション、それから、消毒液等の支援をさせていただいたような経過もございます。  ただ、それがじゃあ十分であったかというところの部分も御指摘がおありだと思いますけれども、今後、感染拡大の状況、それから、国・県のやはり制度といったところの動向を見ながら、やはり今御指摘いただいた業種を含むハイリスク対象業種の考え方をしっかりと整理した中で必要な支援を検討してまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 今回、ハイリスク業種として支援される交通事業者への支援になりますが、予算としては、基本額に従業員というような形になっております。この従業員の数を何名ぐらいで想定をされていらっしゃるでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 日野都市デザイン課長。 ○都市デザイン課長日野雄蔵君) 市内にバス事業者が1者、タクシー事業者が4者ございまして、バス事業者が40名、タクシー事業者につきましては120名の合計160名を想定させてもらっております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) 続いて、資料5、駅周辺の賑わいづくり事業、インタラクティブ・プロジェクションマッピングについて、質疑のある方は、順次御発言を願います。  橘髙分科員。 ○分科員橘髙尚裕君) 資料5の駅周辺にぎわいづくりの中で予算額2,000万円、プロジェクションマッピングの規模の内容により金額が数百万円から数千万円と相場に幅があるようですが、予算額2,000万円が相当なのかどうか、また、どのようなものかお伺いします。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) このたびのインタラクティブプロジェクションマッピングにつきましては、芝生広場への設置を中心に考えているところでございます。芝生広場では、週末にマルシェや企業の出張販売親子連れでにぎわっていることから、現状利用の妨げにならず、かつコロナ禍を考慮し、非接触型で現在の来場者の満足度を向上させることを目的として考えております。  必要な経費といたしましては、プロジェクターなどの機材費用映像ソフト開発費用などが必要となります。映像ソフト情報交流ができるタイプを予定しておりますことや、照明の照度を現状から落とさず、鮮明に芝生へ投影できるハイスペックのプロジェクターの設置が必要なことから2,000万円の予算を計上させていただいているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) そうしますと、こちらの画像でイメージがつくんですが、子供たちが笑顔あふれるものになればというふうに期待をしています。この映像を映し出す機械とその映像をつくっていくいわゆるソフト、ハードとソフトがあって、それを合わせて今回の予算だと思うんですけれども、その部分がもう少し、幾ら部分ハード部分ソフト部分というのはわかりますでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) 予算の内訳でございますけれども、まず、機材、工事にかかわるものが約800万円、それからいわゆるソフト、コンテンツの制作にかかわるものが約1,200万円を今のところ予定しているところでございます。  以上です。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) そうしますと、ソフトというのはさまざまな映像が映し出されたりというような部分になるのかなと思ったんですが、このソフトというのは、やっぱりしばらくすると飽きが来るというとあれなんですが、いろんなモデルでいえばモデルチェンジ的なソフト、内容が変わったりという、そのアフターフォローの部分のところは予算には入っているんですか。継続的なフォローしてもらえるというのは。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) この予算につきましては、当初のソフト開発費用のみとなっております。今後、ソフトの開発につきましてですが、例えば、市内外の優秀な人材から、プログラミングが必要になりますので、公募という形であるとか、また、市内のスリーディラボなどでプログラミング教室をやっておりますので、プログラミング教室を通して映像ソフトの開発をしっかりこちらのほうとしても意識しながら次につなげる、つくることを次につなげていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 内容等を今説明もいただいていますけれども、その中で、目的の中で、これは市内の産業、観光にもつなげていくことも上げていただいておりますが、具体的にもしあれば、どのような形でそこにつなげていくのか教えていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) 例えばですけれども、投影する映像ソフトで「備後府中焼き」をつくる過程、生地を伸ばして、魚粉を振って、キャベツを置いてというこの過程ですけれども、そういう過程を体験していただき、本市の食文化に触れていただきながら、市内のお好み焼き店へ足を運んでいただくきっかけづくりをするであるとか、そういったことで域内の消費につなげていければと考えております。  それ以外では、例えば、プラネタリウムや水族館、こういった体験型のテーマとしたものなども検討しております。現在の利用状況もございます。利用者もございますことから、域内消費や観光も、回遊性を結びつけていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 非常に魅力的な内容等も考えておられることは理解できますが、要するに、例えば観光につなげるのであれば、ここだけではないと思いますけれども、いわゆる情報発信とかについて、より強力な情報発信を求められると思うんですけれども、特にここに絞ってというとどういうふうな、何か考えておられるのか聞かせていただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) 情報発信につきまして、現在、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の中でも専用のホームページをつくりましたりですとか、インスタグラムの運用をしております。こういったところを活用しながら、パブリシティーもしっかりと含めて情報発信には努めていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) この事業そのもの導入業務委託料という名目であったと思うんですが、そうすると、今後も、委託ですから、そのたびに新たなものということになってきたときに、先ほど説明されたような、課長が説明されたように、公募型で、例えば、若者がそこに挑戦をするとか、ソフトの設計とか、そういうことが実際に可能であるのかどうなのか、今後、ここら辺がどういうふうになるのかが1点と、もう1点は、確かにその消費ということを考えたら、お好み焼きとかいろんなことをして、いろんな形で活用するということはあるわけですが、一体今回何種類のソフトを計画されておるのかお聞かせ願えればと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) 先ほど、映像ソフトの制作ということを申し上げましたけれども、例えば制作につきましては、デザイン映像制作制御システム開発といった流れが必要になります。決してハードルが低いものではないので、専門的な知識が必要になりますけれども、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)の中での学びとチャレンジという第2期のテーマもございますので、しっかり学びというところを、段階的にはなるかもしれませんがつなげていきたいと考えております。  ソフトの本数なんですけれども、これから調整は必要になってきますが、約5本程度のソフトを考えているところです。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ということは、今後、そもそも第2期工事の計画の中でこのような形でソフトとか、あるいはそれぞれの方が開発をしていくとか、そういうふうなチャレンジができる場は想定をされて、今回のこの事業をすると理解をすればいいんですかね。 ○主査(加藤吉秀君) 近藤i-coreFUCHU推進課長。 ○i-coreFUCHU推進課長近藤和成君) 今のところそういった場の提供というところは、具体的なところにはつながっていないんですけれども、例えばスリーディラボさんに関していえば、今度ミニ四駆のレースを一緒にやったりしますので、事業連携という中でそういったものができるかをまたこれから話し合いをしていきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、補正予算説明資料に記載の事業についての質疑はこれにて終了いたします。  次に、款または項の番号順に質疑を行います。  まず、歳出の4款衛生費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、4款衛生費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、6款農林水産業費とこれに関連する歳入について質疑のある方は、順次御発言を願います。  山口分科員。 ○分科員山口康治君) 6款、鳥獣被害緊急総合対策事業補助金協和地区で実施されましたICTを利用されての猿のわなは、個人的には大変成功だったというふうに評価をしております。地域の方も大変喜んでおられると思いますが、今回の予算にこの猿のわなは対象になっているのかお聞かせください。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長田原慎吾君) 今回の予算についてですが、猿のわなの購入費用は見込んではおりません。今回の補正につきましては、有害鳥獣捕獲、イノシシの成獣、鹿の成獣の捕獲実績になるんですが、これらに取り組んだ県内の市町のうち、令和3年度の上半期の捕獲実績から推定する令和3年度の捕獲実績、または過去5年間の捕獲実績から算出する基準捕獲頭数と令和3年度の推定捕獲実績の増加率が最も大きい市町のうち上位6市町について、鳥獣被害防止総合対策交付金追加交付される国の重点対策強化の一つでございまして、府中市は、県内上位6市町に該当いたしましたため、追加で補助金の交付を受けることになりました。この結果、箱わなの貸し出し貸与要望のありましたもののうち、当初予算で10基分を対応し、今回の追加交付により4基を追加で購入により町内会等からの貸し出し要望に対応するものでございます。  しかしながら、猿による農作物の被害は近年増加の傾向にありまして、現在、阿字町にて猿の捕獲を目的に実証実験で運用をしておりますICTを活用した大型囲いわな1基のみでは、猿による農作物被害のある地区全てを対応し、被害を軽減していくことは困難であると考えております。  現在は、実証実験取り組み内容の検証を行っておるところでございますが、より効果的な運用方法を検討をしているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 今、御説明いただいたんですが、ですからこの大型囲いわなを今後またふやすというような御計画か何かあるのか、お願いします。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長田原慎吾君) 大型囲いわなにつきましては、先ほども答弁いたしましたが、1基ではちょっと全ての要望というか地区には応えられないということで、本来であればICTとセットでもうワンセット整備をしたいというのが本音なんですが、当初はもう餌づけというような作業も当然長期の期間必要なので、大型の囲いわなのみを整備をしたいという考えは持っております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 中山間地域の直接支払制度になるんですけれども、こちらの実績と、その下に返還金といって返還されているんですが、これちょっと個人情報もあろうと思うんですけれども、理由等がもし話せる範囲で教えていただきたいです。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長田原慎吾君) まず、中山間地域直接支払制度でございますが、農業の生産状況には不利な地域における農業生産活動を維持するため、集落等を単位に農地を維持、管理していくための取り決め、これ協定といいますが、協定を締結いたしまして、それに従って農業生産活動等を行う場合に、その農地の面積に応じて一定額を交付する制度でございます。その第5期対策が令和2年度から始まっておりまして、ことしは2年目となります。  府中市では、中山間地域直接支払制度に取り組む協定が集落等で32協定、個別協定といいますが、個別で協定をつくられている個人の方が2協定、合計で34協定ございます。  第5期対策の実績では、令和2年度は5,873万2,000円を交付金として交付をしております。  令和3年度の交付金見込み額でございますが、6,018万2,000円となっております。これは、令和3年度に11協定において、新たに協定農用地の面積が増加したためでございます。中山間地域直接支払制度では、毎年あらかじめ協定内で取り決めた農業生産活動を維持するための活動が行われているか、現地確認をさせていただいております。その現地確認の結果、その活動が行われていると確認できない農用地を協定から除外した場合、支払われた交付金返還金として集落等から徴収し、県を通じて国へ返還することとなります。今年度につきましては、農地の管理不適当等の理由によって、農用地の協定から除外するという協定が5協定ございまして、返還金を徴収する見込みでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) その下には、今度農業用施設の維持に要する経費として、こちらの多面的機能支払交付金の実績と、同じくこれも返還金があるので、もし話せる範囲でお願いしたいですが。 ○主査(加藤吉秀君) 田原農林課長。 ○農林課長田原慎吾君) 多面的機能支払交付金についてでございますが、こちらも農業・農村の有する多面的機能の維持、発揮を図るための地域の共同活動に係る支援を行い、地域資源の適切な保全管理を推進するため、その農用地の面積に応じて一定額を交付するものでございます。府中市では21の集落が活動組織がこの多面的機能直接支払交付金で取り組んでいらっしゃいます。  この多面的機能支払交付金交付実績でございますが、令和2年度は、2,743万円を交付金として交付をしております。令和3年度につきましては、見込みではございますが2,864万1,000円を見込んでおります。これは、令和3年度に六つの集落活動組織において、新たに取り組む農用地の面積が増加したため増額となっております。
     このたびの増額補正の内訳でございますが、多面的機能支払交付金のうち、農地維持支払交付金が32万3,000円、資源向上支払交付金のうち地域資源質的向上を図る共同活動部分につきましては14万4,000円、施設の長寿命化活動部分が49万円となっております。今後、広島県からの内示額の変更を受けまして、各活動組織に交付をする予定としております。  多面的支払交付金におきましても、毎年あらかじめ取り決められた共同活動が行われているか現地確認を行っております。その結果から、活動が不十分、または行われていないことが確認できた農用地につきましては、取り組み農地から除外をするということでございまして、支払われた交付金返還金として集落活動組織から徴収し、県を通じて国へ返還することとなります。今年度は、農地の管理不適当等の理由で五つの集落活動組織から返還金を徴収する見込みとなっております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、6款農林水産業費の質疑はこれにて終了いたします。  休憩をいたします。  午後は1時から再開をいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午後0時6分 休憩                午後1時0分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 再開いたします。  続いて、7款商工費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 7款1項3目の修繕料になるんですけれども、これワーケーション推進事業通信機器設置工事費などが入っているかと思うんですけれども、これはキャンプ場へのWi-Fiをつけられるというような説明を受けたわけですが、このWi-Fiが使用できる範囲、どれぐらいのエリアになるのか教えていただきたいんですが。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) キャンプ場に整備いたしますWi-Fiのエリアでございますが、当事業で採用を予定しているマルチホップWi-Fiにつきましては、複数の装置の間で電波を中継してデータを送信する方式でございまして、無線装置を設置すれば通信エリアも広がることから、キャンプ場での広範囲な場所でもネットワークを構築することができます。  それぞれのキャンプ場でいいますと、例えば、羽高湖キャンプ場でございますと、予定では、現在のサン・スポーツランド管理棟、それから森林公園の旧管理棟、この二つの管理棟に親機を設置いたしまして、そのほか子機を二つ設置いたします。これでおおむね、キャンプ場も散乱しておりますけれども、メインのところのキャンプ場についてはおおむねカバーできるものと考えております。  それから、矢野温泉公園四季の里のキャンプ場については、親機を現在のキャンプ場管理棟に設置いたしまして、そのほか子機を3機、これも大体の範囲はカバーできるものと思っています。  河佐峡については、管理棟に親機、そして子機を二つということでおおむねエリア全体をカバーしているものでございますけれども、やはり自然環境でありますとか障害物の関係によっては届かないところもあろうかと思っています。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) このWi-Fiなんですが、フリーWi-Fiになるんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 今回導入しますWi-Fiについては、フリーWi-Fiとして設置いたしまして、キャンプ場利用者について、パスワードとかIDとか、そういったものを付与する考えでおります。セキュリティー上の関係もありますので、定期的な変更とかそういったものも行うよう考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) Wi-Fi化を進める上において、先ほど言われるように、この市内でもいろんなところでフリーWi-Fiが飛んで、中には来年秋から、余りにもそのことによって近所にも御迷惑をかけることで中止をされるという店舗もあるということも聞いているんですが、そこら辺を十分、更新等をする上において、夜間に急にそこに集まってくるとか、大きな観光施設も24時間にしていたけれども、もう駐車場に来て困るということで、開業時間のところですぐスイッチを切るとか、近隣の市町の役場においてもそういうことがあったということで、終業時間とともに切るということがあったので、十分そこら辺を考慮していただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) インターネットの環境の利便性が向上する一方でマナーを守らない利用者も想定されておるところでございます。特に職員が不在な夜間とか早朝とか、こういった時間になるとWi-Fiが使えないようにするとか、あと、施設の利用申請時にそういった利用のマナー、こういった周知を徹底したいと考えています。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) この中で2カ所についてはワーケーション事業をされていると思います。そのワーケーション事業と今回のWi-Fi化によって、どういう効果があるのか、効果があるから今回政策を進められていると思いますので、その点について御説明をお聞かせ願えればと思います。  もう1点は、このワーケーションで設置されているものがどのくらいの、こういう時期でありますから毎週ということにはなりませんが、どのくらいの件数が今、利用件数、申し込み件数等があれば御紹介いただければと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 済みません、答えが逆になってしまって申しわけないんですけれども、ワーケーション施設の利用の件数は、ことし4月23日からスタートいたしまして、現在のところ5件ということで、非常に想定していた件数には到底及ばない件数でございまして、これは、現在、ワーケーションのターゲットであるとかコンテンツとか、今後のプロモーションを含めて現在事業者を選定して、そういった課題に取り組んでいるところでございます。  ですから、Wi-Fiを設置することによってワーケーションとの相乗効果でございますけれども、やはりキャンプ場に来ていただくということで、Wi-Fiをつけることによって、キャンプ場の魅力とか利便性、サービスが向上することになるかと思います。そういったことでこれまで以上の誘客、そして、満足していただいて、リピーターになっていただけるんじゃないかと考えています。ひいては、ワーケーション事業にも今後利用していただくような仕掛けなり周知をしていきたいと考えています。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ちょっと今の説明の中で十分に想像ができないんですけれども、フリーWi-Fiを使うことによって、キャンプに来られた方が自分のところでできると。セキュリティーの問題とかいろんな問題があっても、自分が自分で責任を負ってするということはできることになったときに、市が設置したワーケーションのその設備、施設がフルスペックになるのかなというのも一つ思うんですけれども、そこに違いがあるとするならば、どういうところが大きな違いとして、魅力としてこれから観光資源としてされるのか一つお聞かせ願いたい。  もう1点は、これそれぞれのキャンプ場の設備になるならば、条例の中にその設備として位置づけなきゃいけないし、それは、一つのそれ以外のものという認識でおればいいのか、そこら辺についてちょっと御説明をいただければと思うんですが。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) まず、キャンプ場におけるWi-Fiの利用については、キャンプに来るお客様がインターネットなりを利用して、それなりの自分の時間を楽しんだり、中には仕事をされる方もいるかもわかりません。  今回、市が進めておりますワーケーションについては、木製のトレーラーハウスを設置しまして、キャンプのテントとはまた違った環境で、自然の中で、ある意味隔離されて、自分の世界に浸って仕事をしていただくというような価値観があろうかと考えております。  それから、Wi-Fi設備の条例化への位置づけですが、これは、通信機器等については、条例に定める必要はないんじゃないかと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 同じ7款1項で、観光宣伝に要する経費の中で、泊まりにゃあ備後府中の府中市宿泊事業者支援に関してでございますが、補正予算300万円ということですが、対象事業者数は幾つか、また、その宿泊者数、このコロナ禍が落ち着いているとはいえ、まだ先が見えないような中で、宿泊者数についてどのように想定をされているのかお聞かせください。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 府中市宿泊支援事業、泊まりにゃあ備後府中でございますけれども、事業開始につきましては、新型コロナウイルス感染拡大によります蔓延防止措置、それから、緊急事態宣言発令により事業開始が大幅に遅れたところでございます。広島県が行います、やっぱ広島じゃ割、こちらの事業開始とあわせまして、ことし10月15日の利用分から対象とさせていただいておるところでございます。事業期間は、当初、12月31日と決めさせていただいています。  それから、対象となる宿泊事業者数でございます。事業者については、旅館業法第2条に規定する旅館・ホテル営業、または、同条3項に規定する簡易宿泊営業に該当する事業者で、府中市内では、旅館・ホテルが7事業者、簡易宿所が7事業者、計14事業者が補助の対象となる事業者でございます。そのうち11月末現在で8施設につきまして、合わせて600万円の補助金交付の申請がございまして、同額を補助金交付決定しているところでございます。  それで、現在のところまでの宿泊者の実績につきましては、直近でございますけれども1,830人泊ですね、補助金額で366万円となっております。  今後の宿泊者数の見込みでございますが、新型コロナウイルス感染の減少傾向で現在推移しているところでございまして、宿泊のほうも伸びているということもありまして、このまま推移すれば予算不足が生じるということで、今回追加分の補正予算を計上させていただいたところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 12月31日までということで、もうすぐ終わるということになると思うんですけれども、飲食関係のGoToイートと期間、GoToイートじゃない、済みません、ちょっとど忘れしたんですけれども、いわゆる県内とかの飲食店を対象としたチケットとかは、期間を延長されたりということもあったりされると思うんですけれども、今回のこの事業に対しては、そういうようなものはもう想定はされていないということなんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) これまでの実績からしまして、宿泊規模の小さなところでは想定を下回る見込みでございますけれども、収容規模の大きな施設では、ビジネス客に加えて映画のロケ等の関係もありまして、想定していた数よりは順調に伸びておりまして、今回補正に至ったわけなんですけれども、期間については、延長については、国で行われるGoToトラベルが1月末頃に再開されるんじゃないかという計画もございますようなので、今後、事業者等の協議が必要なんですけれども、2月頃までの延長も想定する必要があると思っています。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 3Dコンテンツ制作業務委託料についてお伺いします。  恋しき・翁座保存活用事業について、この建設委員会でも提言を出させていただいておるわけですが、現段階において、この改修等が明確になっていないと思うわけですが、そういうふうな中で、一方では活用事業を推進されるという、今回これをつくられるということは、どういうふうなことをお考えになられとるのか。  今回のこの翁座にかかわっては、委員会もつくられていると思います。第1回目の委員会をされていると思います。私もそこへ傍聴で入らせてもらってお話を聞く中で、その委員さんからの御意見の中で言われていることは、この府中市本体がどのくらいの予算を持って、どのようなことを事業として進めていこうとしているのか、その諮問しようとすることを具体的に出してほしいという御意見が僕はその第1回の委員会で出たと思います。いろんな施設から御意見をいただく前に府中市のスタンスを私は第1回の審議会では反対に府中市に返されてきていると思うんですが、その点について、そういうふうな御意見の上において、今回のこの判断は、どこにどういう視点でされようとされているのかまずお聞かせ願えればと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 3Dコンテンツの整備については、翁座でいいますと見学者に対して翁座の建物をこれまでと違った3D画像で体感することで、わくわく感を体感していただいたり、そういったことで誘客促進につなげるコンテンツと考えております。  翁座の活用、それから、改修等については、1回の活用検討委員会におきまして、先ほど副主査おっしゃられたような意見も出たところでございます。  あと、ほかの意見といたしましては、本来が芝居小屋であるので、見学施設だけではなく芝居小屋としての使い方もいいのではないか。それから、一度に改修するのではなくて、段階的に改修してはどうかという意見もございました。市としての考えは、翁座の改修については、これは復元を基本とした改修、あとは、活用方法に合わせた改修と考えております。  それで、委員からありました予算を持って事業を進めるべきという話でございますが、まず、想定する事業によっては設備も規模も内容も変わってまいりますので、市としては、その活用のソフト、活用策が決まってから改修を構想していくという基本的な考えで進めているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 活用の方向が決まって考えていくことでありますが、今進めようとされているわけですから、今の段階ではどういう活用策を考えておられるのかが1点。  もう1点は、この3Dは、そこに行かなければ活用できないのか、ホームページで閲覧できるものにしようとされているのか。観光のPRの一つとしてされているのか。例えば、今たくさんの日本三景とか日本のお城とか神社とかDVDいっぱいあります。それを買って家で見るという人もたくさんおられます。そこへ行って、行かなくてもそれで満足される方もおられます。だから、どういうふうな活用方法をされるのかお聞かせ願えればと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 翁座の市としての活用策の考えでございますが、先ほども少し触れましたけれども、まず、復元改修を基本といたしまして、本来の芝居小屋、そういったものについて復元したいと考えています。加えて、見学できるような形の改修も必要ではないかと考えております。あとについては、活用検討委員会の意見を参考にしたいと思っております。  それから、3Dデジタルコンテンツでございますけれども、これについては、活用方法としては、現地での映像確認ができること、そしてホームページ、その他公共施設でもそういったものが見られるようにしたいなと考えております。  これは、もちろん現地で、市としては本物に触れていただいて、本物を見て、そういった歴史や文化を感じていただきたいというところは当然ございます。そういった意味で、まずデジタルコンテンツの映像を見ることによって興味を持っていただいて、現地に足を運んでいただくような形が理想と考えております。  あと、家で楽しむ方、当然そういう思考の方もいらっしゃいますので、それはそれでしょうがない部分はあるんですけれども、市が考えているのは、そういったものに触れることによって、現地を訪れていただきたいというところが狙いでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長森川祐司君) 3Dデジタルコンテンツにつきましては、そういう3D画像でそういう空間的な表現をしていただいて、表現を楽しんでいただくという形になるんですけれども、こちらの具体的な「恋しき」なり翁座なりというところで活用するということは、ふだん見学することのできない箇所、例えば、「恋しき」であれば3階の様子とか、翁座であれば、今立入禁止にしている2階の部分であるとか、そういったところも体感していただけるというメリットがあると感じております。  また、デジタルで今の現時点のこの令和3年の「恋しき」なり翁座なりの様子をデジタルで保存をしておくということになると、やはりアーカイブ的な意味合いもあると考えております。  今後、いずれの施設も老朽化というか、100年以上たっておる建物でございますので、改修等々は行われるという形にはなろうかと思いますので、今現時点、令和3年度の姿を丸ごと保存しておくという歴史的な資料という形での活用も考えております。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) ぜひ建設委員会からも提言をしているわけですから、その提言も一つの一考察としてその中に入れて、含んでいただきたいことを申し添えておきたいと思いますし、もう一つは、そのための委員会をつくっているわけですから、そこに公のお金が動いているわけですから、その委員会の結論とかそこで出されたものの反映がなければ、あるいはそこから答申が出た上で次の計画を私は進むべきであると思います。  その点について、今後の方向性というもの、今言われるように、いやいや芝居小屋もしますよ、見学もできるようにしますよ、そのためには全て建屋を改修していきますよと、それを、そのような一つの考え方を提言していただくための委員会を、あるいは委員を選任されているのではないかと思うところでありますが、委員会との関係をどういうふうに考えて判断をされているのかお聞かせ願えればと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 現在、活用検討委員会では、活用策としてのソフトと、それに伴う施設改修、ハードの部分と両方議論させていただいているところでございます。今回のデジタルコンテンツについては、見学する方へのサービス向上と位置づけておりまして、これまでも両施設とも見学施設というのは、今後の活用策の中で提示しております。しかしながら、具体的にデジタルコンテンツについての提示はまだしておりませんので、ちょっとそこは次の委員会で改めて議論いただきたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 今までのお話を伺って理解ができたところではあるんですけれども、当初この内容を私が見たときに、デジタルのほうに進んでいかれて、いわゆる復元でありますとかそういったようなのはもうなくすというか、考えないでいくのかなというて、要は、映像、画像で今の現状を残すことによって、それで見ることが可能になるということであれば、現物がある必要ないのかということで、復元をする必要がないのかなというような考えでいましたが、改めて聞くと復元も検討されてのいうことではあるんですが、この3Dコンテンツの中にこの「恋しき」と翁座のみになるのか、それとも府中市の観光という、いろんな施設があるわけですけれども、そういったものは含まれないのかお伺いしたいと思いますが。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 現在、3Dコンテンツの対象として考えておりますのは、「恋しき」と翁座でございます。ほかのところについては、今後の課題とは思いますけれども、まずは歴史的な建造物である二つですね。先ほど部長からも説明がありましたけれども、ふだん見られないところをこの3Dコンテンツの映像によって体感できるとか、もちろん先ほどありました画像としての、アーカイブとしての機能であるとか、そういったことも考えられるところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) ですから、この3Dコンテンツの中には、「恋しき」、翁座以外の観光施設、府中を紹介するような映像は入ってこないというような考え方で、この2施設だけということですよね。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 現在想定しているのは2施設でございますけれども、追加といいますか、新たな施設の画像を撮ることについては当然可能でございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) それでしたら、この2施設を3Dの映像で残すということを重要視されて、今後の復元のほうには余り力を入れないでもいいんじゃないかという考えにもなるんですけれども、それ一からのゼロベースでまた復元は考えていかれるということでよろしいんでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 復元につきましては、あくまでも歴史的建造物としての価値を後世に残していくという目的がございますので、文化財的な価値もございますので、残していくというところで復元改修はしていきます。  3Dコンテンツは、見学者へのサービスといいますか、画像で楽しんでいただくというツールと考えておりますので、これはどちらが優先というか、どちらか一つということではありませんで、保存と、それから見学施設としての魅力向上、両方を考えているところでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 3Dによる保存というのも考え方としては永久的に保存はできると思うんですけれども、3Dで「恋しき」、翁座を見てみたい、見ようというように思って見られる方と、現場に行ってみないと納得いかないという方、どちらのほうが比重があるというようなお考えでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) もちろん言われるとおり、3Dの画像を見ることで納得される方、いやいや現地を見ないと納得できない方、両方のタイプいらっしゃると思います。どちらがどれぐらいの割合というのをちょっと持ち合わせておりませんけれども、市としては現地に足を運んでもらうという形に持っていきたいと思っております。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員
    分科員加島広宣君) それであるならば、やはりこの3Dコンテンツの中にこの2施設だけではなくて、この府中市の他の観光名所をしっかり取り入れてアピールする必要もあると考えますけれども、いかがですか。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 今想定している2施設以外にも登録するということは当然あることだと思っております。この2施設の状況を見ながら、そしてまだ改良の余地もあるのかもわかりませんが、この2施設を参考に考えたいと思っています。 ○主査(加藤吉秀君) 今、観光課長が答弁する中で、建設委員会は、今の3Dコンテンツは別としてね、初日に報告したように、翁座については費用対効果が少ないというのをしているんですよね。ですから、そこのところも検討委員会の意見もあるんだけれども、建設委員会の意見がそういうことというのも勘案してこれから事業を進めてもらいたいというの。要するに、上下に何億円使って、効果があればいいんだけれども、建設委員会で議論した中では3億何がしというのは、費用対効果はそれまではないという結論が出たんですよ。それで委員長報告させてもらったので、これから先、3D以降の、今加島分科員が言ったようなあれは部内で検討していただくようにお願いいたします。よろしくお願いします。  ほかにありませんか。  森川観光戦略推進担当部長。 ○観光戦略推進担当部長森川祐司君) もちろん建設委員会からの御意見につきましては、翁座につきましては翁座活用検討委員会でもちろん御報告はさせていただくことを踏まえながら、また委員からの御意見をいただこうとは思っておりますので、その辺は御留意いただければと思います。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 014の恋しき保存活用事業に要する経費ということで、消耗品費、それから備品費等を計上されております。それぞれこの消耗品費、あるいは備品費の使用目的について御説明をお願いしたいと思います。  それから、先ほどの委員会でもあったと思うんですが、ここも指定管理ですかね、なっていないんかな、業務委託になっているのか、じゃあその業務委託の中でいうと、例えば、さっきのお話でいうと、そこの修繕等についてはそこで賄ってもらいますよとかという指定管理の中ではあったわけですが、ここの場合は、消耗品費あるいは備品費計上されているわけですから、その点についてのちょっと御説明も一緒にしていただければと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 「恋しき」活用の消耗品費、備品でございますけれども、これらの経費につきましては、「恋しき」館内ガイドであるモバイルガイドを閲覧するための機器でございます。「恋しき」の建物や庭園、展示物など見どころを説明するためのツールであって、来館者へのサービス向上のために設置しているものでございます。  そのうち消耗品につきましては、タブレット型のパソコンを整備するものでございます。これは、「恋しき」見学者のうち、先ほど申しましたモバイルガイドについては、スマホを使いますので、高齢者等スマホを持っていない方、それから、スマホで文字が小さいということも想定できますので、タブレットを使って大きな字で見ていただくことを考えております。それから備品費につきましては、タッチパネルディスプレーを「恋しき」の展示スペースに設置するものでございます。こちらも43インチと画面が大きいので、先ほど申しましたような高齢者とかへの利便性がアップするものと考えております。あと、モバイルガイドのほか映像とか、そういったことも楽しむことが可能となっております。  それで、現在「恋しき」は、府中市観光協会へ管理の業務委託をしているところでございますが、こういった経費の役割分担といたしましては、通常の管理で10万円以下のものについては管理受託者で修理したり、いろいろ事業を行うことになっておりまして、それを超えるものは設置者である府中市が行うことという取り決めになっております。  よりまして、今回のガイドシステムの周辺機器については、もともと館内ガイドとしてモバイルガイドを設置したその施設の関連機器でございますので、市で整備させてもらうということでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 今回、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)で非常にすばらしいコンテンツを使われてされるということですが、例えば、そのくらいのものを「恋しき」で使うとか、利用客に対してそれだけの刺激が、そこへ来られた方がそれだけ衝撃を受けるような設備をするとか、というふうな小さなものをどんどんつくっていくよりもそれだけのインパクトを残せるような事業は想定されなかったのかちょっとお聞かせ願えればと思います。視点を少し変えて。 ○主査(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 「恋しき」の活用策の一つであります見学施設でございまして、その基礎的な部分として、今回11月1日から一般公開したわけですけれども、まず初歩的な見学者へのサービス、最低限のサービスの提供だと思っています。施設の説明なので。今おっしゃられたようなそのほかの大きな規模の仕掛けについては、今後の課題と考えております。  今、11月4日から「恋しき」庭園についてもライトアップ事業を「道の駅 びんご府中」と連携して同じ期間に行っております。ことしは協和地区の阿字和紙を使った和紙明かり、これを庭園に配置するなど、去年と引き続き、建物のライトアップと一緒に行っております。皆さんも、ここで宣伝しても変なんですが、ぜひ御覧いただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 芝内副主査。 ○副主査(芝内則明君) 御案内いただいてありがとうございました。フェイスブックで見させていただきました。じゃあそこへ、i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)でされるようなものをその建物にばっと上げるとか、それも一つの考え方だと思いますし、よくいろんな、他県のお城とか、いろんなところへ行ったら、入り口のところで、今回i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)で設置されるように、その全体像とかそのまちとかその中の特徴的なところがずっと大きく映るんですよね。小さなもので見るよりも衝撃を受けるし、インパクトは残るし、じゃああそこまで行ったらこれが見られるというような見学者の意欲も生まれてくると思うんです。そういうふうな工夫を十分していって、同じお金を使うわけですから、そこに来た人の満足度を高めるような、そういうことを一つお願いしたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 答弁は。 ○副主査(芝内則明君) 結構です。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、7款商工費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、8款土木費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 急傾斜地崩壊対策事業に要する経費ということで、測量設計業務委託料5,000万円の補正予算でありますが、これは、上下町の湯が丘病院の建てかえにも関連する工事だとは思うんですけれども、この委託料の目的と内訳についてお聞かせいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長大元唯至君) 最初に、委託料の目的について説明させてもらいます。  国留地区は、府中市上下町に位置し、保全対象には府中市立湯が丘病院が存在します。病院の後背地には、最大がけ高が17メーター、勾配が30度から48度の急傾斜地があります。被害想定区域内には要配慮者利用施設があり、今後の降雨等によりのり面崩壊の危険性から病院の利用者、関係者の安全確保をするためにも早急な整備が必要な箇所であります。  今回の測量設計業務委託につきましては、急傾斜地崩壊対策工事の設計に必要な業務であります。委託料の内訳といたしましては、業務延長238メーター、平面測量、縦横断測量4,406平米、土質調査5カ所、用地測量4,406平米、これらのデータをもとに詳細設計業務を行います。 ○主査(加藤吉秀君) 本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 設計業務委託料だけで、だけでという言い方おかしいですけれども、5,000万円というような金額になって、それから後の当然工事費等、かなりの金額にはなってくると思いますけれども、その時点でまたいろいろはっきり御説明もいただけるとは思いますが、これ議会運営の中でもちょっと課題かなと感じているところでありますけれども、先ほども言いましたように、この件に関しては、いわゆる湯が丘病院の建てかえにも関連するということで、厚生委員会にはそういったスケジュール面も含めて、病院の建てかえに対する内容であるとか、詳細についての説明等もスケジュールも含めて説明もされているようには厚生委員会からもお聞きはしております。そうした説明がこの建設委員会の中ではお聞きもしていないので、こういう設計委託料に関して上がってきているだけということで、個人的には不安に思うところもあるので聞かせていただきたいんですけれども、いわゆる今後建てかえを計画されている中で、そうしたスケジュール的なものですよね。そうした、これは次で聞いたほうがいいですかね、すみません、繰越明許のほうで改めて聞かせていただきます。失礼しました。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島分科員。 ○分科員加島広宣君) 8款1項1目なんですけれども、7款にも同じように職員の人件費というのがあったんですが、ちょっと見比べますと、この8款の土木総務費の人件費には、職員給与の中に時間外手当というのが入っておりまして、改めてこの予算で計上しないといけないという、時間外手当という、この時間外がふえたというような判断でよろしいでしょうか。 ○主査(加藤吉秀君) 松山監理課長。 ○監理課長松山浩一君) 失礼いたします。土木総務費に係る職員の人件費ということで、時間外が実質ふえたということでの補正をお願いさせていただくわけですけれども、この時間外勤務手当につきましては、予算上では、会計処理上、建設部に属する土木課、監理課及び上下支所の一部の職員36人分を計上いたしております。  この補正予算の主な理由でございますけれども、本年7月から9月にかけまして発生した大雨や台風被害に対する緊急出動や警報等による待機を伴う対応によりまして、時間外勤務の実績が増大いたしております。これによりまして、当初見込んでおりました建設部に属する職員分の予算額が不足をし、補正をお願いをするものでございます。 ○主査(加藤吉秀君) 加島分科員。 ○分科員加島広宣君) ですから、当初予算で立てられていた計画より緊急な事態も起きてしまったというのもあってということで、この建設部の方が非常によく頑張って動かれたと考えてよろしいですね。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、8款土木費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、11款災害復旧費とこれに関連する歳入について質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、11款災害復旧費の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、繰越明許費のうち所管に係る部分について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷分科員。 ○分科員本谷宏行君) 先ほどは失礼いたしました。この急傾斜地崩壊対策事業経費、やはり5,000万円ということで、国留地区の測量設計調査業務であります。先ほども申しましたように湯が丘病院の建てかえにもかかわるというふうな工事の測量設計調査業務に当たると思うんですけれども、まず一つ目は、今回の補正予算で、先ほど言いましたように上げておられて、続いて繰越明許費になるといったものはどういう理由なのか。  またあわせて、先ほどもちょっと言いかけましたけれども、厚生委員会にはそういった建てかえに伴う内容であるとか、その建てかえのスケジュールもあわせて説明もされているようには聞いておりますので、そうした今回の測量設計ですね。こちらのほうが業務の完了はいつ頃の予定なのか。そうした今回の業務の完了によって、いつ頃完了するのかによって、先ほど言いましたように、建てかえに伴うスケジュール等に影響があるのかないのかということもあわせて、その建てかえスケジュールもわかればこの場でも説明をいただきたいと思います。 ○主査(加藤吉秀君) 大元土木課長。 ○土木課長大元唯至君) 12月補正で繰越明許になる理由につきましては、測量設計調査範囲が広範囲であり、業務日数がかかるということ、また、県費補助を受けて、令和5年度から工事着手するためには、事前に設計協議により工法について県の承認を得て、県費補助を申請する必要があります。そのため、業務発注を早期に発注するため12月補正に計上し、繰越明許として継続的に進めてまいりたいと考えております。  続きまして、業務完了時期なんですが、令和4年9月30日を予定しております。  続きまして、急傾斜地崩壊対策工事のスケジュールなんですが、令和5年度から3カ年で行う予定としております。  湯が丘病院の建てかえ工事については、令和6年度から着手予定になっております。  工事発注後は、両事業を並行して実施しますので、病院、関係課、請負業者と連携、調整を取りながら事業を進めてまいりたいと考えております。  建てかえのスケジュールなんですが、令和4年から5年度に基本構想、基本設計、実施設計を行います。令和6年から8年の3カ年に建築工事を行い、令和8年度末完成を目指して事業を進めてまいりたいと考えております。 ○主査(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、繰越明許費のうち所管に係る部分の質疑はこれにて終了いたします。  続いて、債務負担行為のうち所管に係る部分について、質疑のある方は、順次御発言を願います。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、債務負担行為のうち所管に係る部分の質疑はこれにて終了いたします。  そのほかにありませんでしょうか。                〔質疑する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 続いて、議員間討議についてお諮りしたいと思います。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。                〔挙手する者なし〕 ○主査(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○主査(加藤吉秀君) 以上で、予算特別委員会に付託された案件の本分科会における審査は終了いたしました。  分科会報告の作成については御一任願います。  以上で、予算特別委員会建設分科会を散会いたします。                午後1時51分 散会...